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24th ACFE Global Conference : 2日目
2013年6月30日
24th ACFE Global Conference : Allan Frank
2013年6月30日
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24th ACFE Global Conference : 3日目

2013年6月30日
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The 24th Annual ACFE Fraud Conference and Exhibition

第24回 ACFE 年次総会 現地レポート:理事長 濱田 眞樹人


日時:2013年6月23日(日)~28日(金)
場所:ネバダ州ラスベガス

現地レポート:理事長 濱田 眞樹人
1日目 2日目 3日目
基調講演 要約
Allan Frank Preet Bharara Chris Mathers Stacy Keach

3日目 分科会


最終日3日目の分科会は、The College of New Jerseyの教授Mark J. Nigrini博士によるBenford’s Law: A Review, Relevant Findings, and Recent Applicationsでスタートです。GEの研究者Frank Benford,の名前を由来とする「ベンフォードの法則」は数値の最大桁の分布に関する法則で、大量の数値に関する不正の発見に応用できるものとして有名です。Nigriniはこれを最初の2桁に拡大したり、数種類の分析に拡大応用したりすることにより不正調査に役立てようと研究を行っています。様々な数字を見せながらの大変上手な説明に思わず引き込まれました。異常の発見によりDetection Risk(発見リスク)を下げる監査技術の応用の具体的な説明には感心させられました。しかしながら感心して聞きながらも、これらの発見が不正調査ではほんの手掛かりに過ぎないなとも考えていました。


3日目の分科会後半は、Educator Panel(パネルディスカッション): Sustaining an Anti-Fraud Curriculum in Higher Education(高等教育における有効な不正防止カリキュラム)です。パネリストはTexas A&M UniversityのDon Deis教授、Pittsburg State UniversityのDavid O'Bryan教授、Gonzaga UniversityのSara Kern准教授、Florida Atlantic UniversityのGeorge Young准教授です。モデレーターはUniversity of New MexicoのRichard Brody教授です。不正防止教育の重要性が強く認識されるようになっていますが、高等教育の教員がその課題について話し合いました。いかに学生にReal World(現実)を伝えるか、専門家としての懐疑心の重要性を感じさせるか、実際のケースの使用、常に新しい情報を提供すること、就職先の確保などの課題が話し合われました。特に就職先に関しては会場の聴講者を交えて熱い議論が行われました。CPAの受験要件である150セメスターの受講についても苦労を語る教員もいました。ACFE Japanも今年から青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科において不正防止教育協力を再開しました。来年は東北大学会計大学院においても企業不正の防止と発見に関する講座を予定しています。


今年のCliff Robertson Sentinel Award(告発者賞)は、Shi-ming Fan氏に授与されました。彼はFang Zhouzi(方舟子)というペンネームで様々な中国の科学を始めとする不正を告発してきました。襲撃や報復を恐れながらも勇気を失わなかった彼に惜しみないスタンディングオベーションがなされました。

3日目 基調講演


カンファレンスの最後を締めくくる基調講演者は、元EnronのCFO、Andrew Fastowです。(写真1.)全米で7位の規模を誇ったEnronの崩壊によって、600億ドルの企業価値、2億ドルの年金資金が消失し、数千人が職を失いました。Fastowは5年の禁固刑を受けています。ACFEは不正で有罪になった人物には講演報酬を支払わないと明記しています。それでも不正の実行者が何故不正を犯したのか、何を考えたのかを共有することが重要なのです。彼はビジネススクールの生徒や会社の取締役に自分の経験を話しているそうです。2000年にCFO of the yearを受賞したCFOは、2001年にはSECの調査を受けました。彼は、当時「Ruleを破っているとは考えていなかった」と語りました。「Ruleは常にInterpretation(解釈)の問題が付きまとう」ので、「自分の行為がMisleadingであることは分かっていたが、Legal(合法)だと思っていた」と当時の自分を分析しました。「社員が誤ったインセンティブを受けていたこと」「はっきりと悪いことをしている意識はあったが違法ではないと思っていた」と振り返りました。自分は「報いを受けてここに立っている」と客観的に自分を語っていました。でも、最後まで私の心に違和感として残ったのは、この人物は本当に悔いているのだろうか?それとも、たまたま自分の運が悪かったと思っているのだろうかという疑問でした。

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今回のカンファレンスから、基調講演や必要な参加者がいる分科会では手話通訳が提供されました。(写真2.)水のペットボトルを廃止し、マグを配布して給水器を準備する環境への配慮もなされました。

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写真3.はラスベガス・ストリップ(大通り)に面した巨大広告塔のスクリーンに映し出されたACFEカンファレンスの告知です。⒛階建てのビル位の凄い大きさでした。
今年は、10月18日(金曜日)に東京で第4回ACFE Japanカンファレンスが、11月19日から22日にはThe 2013 ACFE Asia-Pacific Fraud ConferenceがSingaporeで開催されます。来年のThe 25th Annual ACFE Global Fraud ConferenceはACFE本部Texas州のAustinに近いSan Antonioにおいて、6月15日から20日の日程で開催される予定です。日本からも一人でも多くの会員に参加して頂きたいと思います。

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報告者 ACFE Japan 理事長 濱田 眞樹人

基調講演 Allan Frank 氏のレポートはこちら
 

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