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理事コラム:第17号『カンファレンス報告』脇山 太介

2013年12月2日

去る、10 月 18 日、御茶ノ水のソラシティにおいて、「第 4 回 ACFE JAPAN カンファレンス」が開催されました。当日は 279 名の方々にご参加 いただき、大変盛況なカンファレンスとなりました。


 今年のテーマは「不正会計に立ち向かう―新不正リスク対応基準はマーケットの信頼を取り戻せるのか」と銘打って、基調講演 1、2、対談、討論 会と、盛りだくさんの内容でしたが、消化不良を起こすことなく、実に充実したカンファレンスとなったのではないかと自負しております。  基調講演 1 では、ジャーナリストの高橋篤史氏から「粉飾決算を嗅ぎ分ける記者の直感」というテーマでご講演をいただきましたが、さすがに長年 多くの不正や不祥事事案を取材してこられただけあって、その綿密な取材力と情報分析力、そこから引き出す記者の直感の鋭さ、という点では CFE に も共通した調査力を感じました。


 また基調講演 2 では、元 AIJ 投資顧問の企画部長であった九条清隆氏にご登壇いただきましたが、よくこのカンファレンスにご登壇いただいたものだ、と今更ながらに九条氏の決断に感謝をする次第です。カンファレンス終了後のアンケートでも、非常に貴重な話を聞くことができたと、多くの方が感想を述べられています。


 それに続く、当カンファレンスでも恒例になりました、青山学院大学大学院教授の八田先生による “当事者に迫る” 対談コーナーでは、先の九条氏に事件の真相に迫っていただきましたが、「あなたは被害者ですか?加害者ですか?」と迫る八田先生に対して、自分も加害者である、と心情の一 旦を吐露されたときには、会場が一瞬息を呑んだように静まり返ったのが印象的でした。まさしく他では聞けない話でした。
 そして、当協会理事たちによる対談では、今年は趣向を変えて弁護士チームと会計士チームとにわかれて、その役割について討論してもらいましたが、予定調和になるのを嫌った濱田理事長は、当日まで理事同士の打ち合わせを一切行わず、現場で意見を戦わせたい、という姿勢で討論に臨まれました。その結果、実に白熱した討論会になったと思いましたが、みなさんはどう思われたでしょうか。山口理事、木曽理事、小川理事、宇澤理事、ご登壇ありがとうございました。この紙面をお借りして厚く御礼申し上げます。


 JAPAN カンファレンスに遅れること約 1 か月。先の 11 月 21 日、22 日には「2013 年 ACFE Asia-Pacific FRAUD CONFERENCE」がシンガポールで開催され、私は理事の小川さんと参加してきました。第 3 回となる今回の参加者はアジアの周辺諸国を中心に、24 か国 27 か所から 193 名の会員がレジストレーションをしており、会員同士のネットワーク作りにも熱が入っていました。


 客観的に見る限りにおいては、参加者数自体も JAPAN カンファレンスの方が上回っており、内容も上記の如く日本の方が充実していたような気がしますが、24 か国から人が集まる、という国際交流という意味での充実度においては、日本単独開催の JAPAN カンファレンスでは到底かなわない、 と言わざるを得ないところです。


 私としては、将来的には、是非 JAPAN カンファレンスと Asia-Pacific カンファレンスの合同開催を、この日本で実施したいと思っていますが、しかし、そこには大きな問題があるのも事実です。本部カンファレンスも、この Asia-Pacific カンファレンスも、すべてのプログラムは英語で行われます。
会員数でも、カンファレンスの内容度でも、圧倒的に JAPAN カンファレンスの方が進んでいると言えますが、Asia-Pacific と銘打ちながら、会場は香港とシンガポールで交互に開催されている、という事実は、単にアクセスや物価という問題だけではないでしょう。やはり、その大きな理由は英語 での開催が難しい、ということが最大の問題であろうと思います。


 しかし、これはただ単に同時通訳を入れればクリアできる、という問題ではありません。つまり私達、事務局が直面している語学障壁という問題は、私達、ACFE JAPAN の問題のみならず日本国が、そして日本人が、この国際的な経済環境の中で、さらに積極的に世界市場へ進出し、活躍するため にクリアしなければならない、大きな課題ではないでしょうか。これはもはや私達だけの課題ではなく、もっと大きな、つまり今後の日本国全体の問題だと思われます。


 言葉はその国のアイデンティティであり、文化そのものです。私達の歴史や文化を日本国民として、正しく次世代に継承していくことは当然として、しかしながら、国際化の波には逆らえないところまで来ている現状において、ビジネスシーンにおける英語への対応はもはや避けては通れません。  今回参加した会員の国別上位 5 位の順位は、シンガポール 61 名、オーストラリア 22 名、インドネシア 20 名、香港 15 名※、マレーシア 12 名となっています。日本からは 6 名ということでしたが、この内の 1 名は香港在住者であり、私たち事務局からの参加を除けば、実質 3 名ということですので、もう少し私たち日本人も積極的に海外に出て、国際的な交流とビジネスの場を広げていかなければならないのではないかと思った次第です。
 宿泊先でありカンファレンス開催会場でもあったマリーナ・ベイ・サンズには、実に多くの日本人が観光目的で宿泊しており、ロビーやレストランでは日本語が行きかっていましたが、コンベンションセンター内にはまったくその姿が見当たらない、という状況はなんとも寂しい限りです。
 当日の様子は、今回一緒に同行した事務局の今村淳子が詳しく報告しておりますので、ACFE JAPAN のホームページで是非確認してみてください。

※実質的に中国は、本土から 4 名、マカオから 2 名、台湾から1名が別々にカウントされているので、中国全体では 22 名の参加者であ り、オーストラリアと同率の2位
理事コラム:第17号『カンファレンス報告』脇山 太介

プロフィール

脇山 太介

株式会社ディー・クエスト 代表取締役
公認不正検査士
ACFE JAPAN 理事兼
事務局代表

 

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