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子供のための基本的なサイバーセーフティ

2021年11月9日

執筆者:Cindy Greenman, CFE

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これを言うと年配だと認めることになるが、私の大学のIDカードには写真、誕生日、社会保障番号が記載されていました。教授が試験の成績を“公表”するときは、文字通り教授室のドアに名前、社会保障番号(私たちの学生番号でした)と学年を掲示していました。その頃はまだFERPA(Family Educational Rights and Privacy Act:家族教育権とプライバシー法)のようなものはありませんでした。しかし繰り返しますが、これは昔のことで、世界でインターネットがこれほど重要なものになる前のことです。

このことは次の疑問を投げかけます。我々はいつから子供達に詐欺犯罪についての教育を始めたらいいのでしょうか? 世界は、見たことがない人は皆危険だという考えと警告―つまり、子供達に「知らない人は危ない」と言い含めていた時代から様変わりしています。良いことを考えている大人ばかりではないことを理解するのが難しい子供もいるでしょう。多くの親は子供を怖がらせて育てることは望んでいませんが、個人情報を守ることを目指すべきです。まさしく大人と同じように、子供も個人情報の盗難や詐欺被害に遭う恐れがあるのです。ネットサーフィンをするだけで大人も子供もネット詐欺の危険にさらされますが、特に子供をターゲットにしているものがあります。


子供の個人情報の盗難は大きな問題になっています。2018 Child Identity Fraud Study (Javelin Strategy & Research)によると、2017年に被害に遭ったアメリカ国内の子供は100万人を超えています。18歳以下の子供の大半はクレジットカード利用歴がないため、この種の個人情報盗難被害は何年も発覚されずに続く可能性があります。両親や保護者は子供名義のクレジットカードの凍結を検討すべきです。そうすればなりすまし犯罪者が新しいクレジットカードを作ることが難しくなります。


子供達にどうやって安全を守り個人情報が盗まれることを避けるか教えるコツをご紹介します。

全ての年代

子供がネットにアクセスする前にインターネットの安全性について説明しなければなりません。子供にかいつまんで説明できる基本ルールを紹介しましょう。


  • アカウントを非公開にして、自分が追加した友達だけが投稿を見られるようにしましょう
  • SNSで個人情報を共有してはいけません(例:自宅の住所、電話番号、フルネームなど)
  • 個人情報がわかるものが映り込んでいないか写真を投稿する前に慎重に確認しましょう。私はいつも自分の子供達に「おばあちゃんに見せたくないものを投稿してはだめ」と言い聞かせています
  • 直接知らない人の友達申請を受け入れたり、チャットをしたりしないようにしましょう
  • 複雑で強力なパスワードを使いましょう
  • Eメールを疑いましょう。知っている送信者だと確認しない限りメール内のURLや添付ファイルをクリックしないようにしましょう
  • 公共のWi-Fiを使わないようにしましょう

学齢期

  • お金の概念についてもっと教え始めましょう。これは子供達が理解するのが難しい概念かもしれません。子供は毎日の暮らしの中でお金の重要性を認識する必要があります。お金を健全に尊重することで、お金を安全に保つことに感謝できるようになるでしょう
  • 個人情報の盗難を分かりやすい言葉で説明しましょう。個人情報盗難の概念そのものは複雑で様々な形態をとるので、基本を説明する時にはシンプルにしましょう。何者かが悪いことをするためにあなたの情報を盗むのが個人情報の盗難だと教えることから始めます
  • 個人情報とは何か、なぜ公開してはならないのか考えてみましょう。こうした情報は個人を特定できるため両親の許可があった時しか教えてはいけないと説明しましょう
    • フルネーム
    • 社会保障番号
    • 生年月日
    • 電話番号
    • 医療情報
  • 個人情報が記載された書類をどう適切に扱うか話し合いましょう。ひとたび個人を特定できる情報が「漏れて」しまったら、回復することは不可能ではないにしても非常に難しいことを説明しましょう
  • 不要なSNSやゲームのアカウントを無効にしましょう
  • 情報が記録できる電子機器は売ったり譲渡したり破壊する前に、情報を完全に消去しましょう
  • 履歴書を提出する時には社会保障番号は記入しないようにしましょう。雇用された時に記入することができます
  • 他人が見られるような場所に書類を放置しないようにしましょう

この年齢に対しては、信用報告書とは何か、また何のために使われるのかを説明できます。もし自分の名前で詐欺に使われるアカウントが作られてしまったら、信用に影響を及ぼし生涯つきまとうという事実を説明します。困難な事柄の大半は時間と労力をかけて解決できますが、最初からそれを防いだほうがずっと簡単です。

若年成人

  • 信用報告書を持つ年齢ならば定期的に確認するべきです。1年に1回無料で自分の信用報告書をオンラインで請求できます
  • 18歳になると、手紙やメール、対面などでクレジットカードを作らないかという誘いが殺到します。これらのほとんどは個人情報を詐取するフィッシングです。他人が自分の名前で応募しないようにこうした手紙はシュレッダーにかけるべきです
  • 毎月クレジットカードや銀行口座の明細をオンラインや書面で確認しましょう。何か不審な点があればすぐ報告しましょう
  • 学生ローンの短所に注意しましょう。「財政援助申請の手続き」、「学生ローンの負債をなくす」、「奨学金や助成金を約束する」といった詐欺電話が学生にかかってくることがアメリカ教育省により報告されています

子供に教えるべき危険信号

詐欺師は常に新しい手口を試していますが、詐欺行為は通常古典的な警告のサインを共有しています。子供達が気を付けるべき危険信号を3つご紹介します。


  • 早く行動しろというプレッシャー。詐欺師はターゲットが立ち止まって考える前に急がせようとします
  • 「真実であるには良すぎる」という感覚。思いがけない景品、宝くじの当選、ただでお金がもらえる、そのほか同様の策略は詐欺の危険信号です
  • 多くの情報を求められる。普通、本物の組織はオンラインやテキストメッセージ、電話で個人情報を尋ねたりしません。もしそうされたら電話を切って、組織の連絡先を公式サイトで確認して連絡をとり、彼らの要求の正当性を確認するよう子供に教えてください

結局は、子供とのコミュニケーションが全てです。はっきりと伝えましょう、正直でオープンでいましょう。辛抱強くなり、理解しましょう。もし読者の皆さんがこれらすべてを理解出来たら私に教えてください。私は20代になる2人の子供と今でも取り組みを続けています。

英文タイトル :Basic Cyber Safety for Children
英文記事リンク:https://www.acfeinsights.com/acfe-insights/basic-cyber-safety-for-children

原文掲載日:2021年8月23日

翻訳:ACFE JAPAN事務局

※わかりやすさを優先させるため、意訳を行っています。ACFE JAPAN (一般社団法人 日本公認不正検査士協会) 公式の邦訳とは異なる表現を使用している場合があります。
 

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