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詐欺にまつわる映画5選

2021年8月4日

執筆者:Cindy Greenman, CFE

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コロナ禍で私に起きた変化のひとつは、夫と一緒に映画を見るのが楽しみになったことだ。私たちはそれぞれお気に入りのジャンルがある。夫は銃撃戦シーンのあるアクションスリラー映画を好む。私はコメディーやドラマが好きだ。だが特に楽しんでいるのが、私の不正対策の専門家としてのキャリアにも関わる映画だ。


ハリウッドは、詐欺の世界を魅力的に演出することに長けている。多くの映画やテレビ番組が詐欺を取り上げており、しばしば犯罪の取り上げ方や美化を非難される。この種の犯罪描写が模倣犯による犯罪を引き起こしていると問題提起する批評家もいる。ニュージーランドでは、詐欺だけに焦点をあてた映画祭まで行われている。The NZ International Fraud Film Festivalで取り上げられる映画は、詐欺、偽造、脱税、汚職に関する作品だけだ。


先日、ACFE Communityのディスカッションコーナーに「あなたの好きな詐欺映画は何ですか?」という質問が投稿された。


私はACFEのリンクトインのページでも同じ質問を提起し、寄せられた回答を次に示した。両方のページに寄せられた回答から上位5作品を順不同で紹介する。*

All the Queen’s Horses(2017年)

このドキュメンタリーは、Kelly Richmond-Pope教授のプロジェクトの一環である。彼女は、小さな町の事務職員として20年以上働いていたRita Crundwellという女が5300万ドル横領した実話を取り上げた。


私自身大学教授として、私の監査や法廷会計学の講義を受講している学生の課題としてこの映画を取り上げている。この作品から学べることは、(1)真実が目の前に迫りそれを否定できなくなるまで人々は見たいものしか見ていない、(2)小さい組織の方がリスクが大きい、(3)「我々は家族同然だ」という雰囲気が、同僚に不信を抱いて質問するのを妨げる、の3つだ。

Catch Me If You Can(2002年、邦題:キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン)

実話だがにわかに信じ難いフランク・W・アバグネイルのストーリーに基づくこの作品は、公開から20年以上経っているにもかかわらず、金融犯罪映画として今も人気が高い。アバグネイルは19歳になる前から何百万ドルも稼いでいた。最終的に彼は、高校で教育を受けていないのに大手航空会社のパイロットや外科医、弁護士など様々な専門職を持つ人物になりすました。


この映画は、年齢が無意味であることを証明している。アバグネイルが初めて犯罪に手を染めたのは、16歳の時に父親のクレジットカードを盗んだ犯行だった。それから何年もたってやっと、250万ドルをこえる不渡り小切手を現金化した罪で有罪判決を受けた。この作品は信頼が重要な鍵になることを描いている。

The Accountant(2016年、邦題:ザ・コンサルタント)

この映画に出てくる会計士は、ただ計算をしている人ではない。主人公は自閉症スペクトラムのひとつであるアスペルガー症候群で、この障害により犯罪組織のボスの依頼で会計帳簿をあっという間に解読してしまう様子が描かれている。ストーリーは紆余曲折を経て手に汗握る展開をたどる。会計不正を下敷きにしたアクションスリラー映画である。


この作品から学べる事柄は次の通りだ。

  1. 裏には裏がある。監査はただのデスクワークではない
  2. クライアントを選ぶ際にはデューデリジェンスを行いあらゆることに備える
  3. 会計は楽しくてエキサイティングなものだ!

The Wolf of Wall Street(2013年、邦題:ウルフ・オブ・ウォールストリート)

この映画は、詐欺や相場操縦で巨万の富を築いた株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの実話に基づいている。20代前半の主人公が贅沢三昧の生活の中で酒やドラッグ、セックスに溺れ、SECやFBIが調査に乗り出す様子が描かれている。あまり知られていない事実だが、ベルフォートは22カ月収監されている間に、コメディアンや俳優、活動家として知られているTommy Chongと知り合った。ベルフォートに自伝を書くよう勧めたのがChongで、結果的に映画のインスピレーションを提供することになった。


CFEとして、我々は自ら行った調査が最善であると考えている。この映画はそれが真実だと信じ続けられる相応の理由を与えてくれる。また、証券詐欺や挑戦的な売り込み戦略は、皆さんが調査を完了させ誇大広告を無視すべきだということを示している。さらに調査官としての我々に、攻撃的で傲慢な策略家に警戒するよう教えてくれている。実際、ACFEが隔年で公表している「職業上の不正と濫用に関する国民への報告書」によれば、詐欺のレッドフラッグとしてよくある態度6つのうちのひとつが、いわゆる「策略家」だとしている。

Wizard of Lies(2017年、邦題:嘘の天才~史上最大の金融詐欺~ウィザード・オブ・ライズ)

上記に紹介した作品のいくつかと同様に、この映画も実話に基づく物語だ。1960年代にウォール街で起業したバーナード・マドフの人生と犯行に基づくドラマだ。マドフの会社は長年にわたり世界有数の投資ファンドだった。2008年にマドフが逮捕されたことで、史上最大のポンジスキームがつまびらかになった。


CFEである我々がこの特筆すべき歴史から学ぶべき事柄は次の通りだ。

  • 自分の勘を信じること。マドフの言う数字が正しくないとわかり、それを信じ続けた人が少数いた
  • 時にはプライドを捨てなければならないこともある。あなたが理解できないのなら、他人にも理解できないだろう。プライドを捨てて自分に説明してもらえるよう他人に尋ねてみよう。マドフは複雑な数量分析を用いて調査官と距離を保とうとしていた。

*この調査は科学的な手法で行われたものではありません。

英文タイトル :Top 5 Fraud-Related Movies
英文記事リンク:https://www.acfeinsights.com/acfe-insights/top-5-fraud-related-movies

原文掲載日:2021年7月1日

翻訳:ACFE JAPAN事務局

※わかりやすさを優先させるため、意訳を行っています。ACFE JAPAN (一般社団法人 日本公認不正検査士協会) 公式の邦訳とは異なる表現を使用している場合があります。
 

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