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27th ACFE Global Conference : 3日目
2016年6月30日
27th ACFE Global Conference : Richard Dreyfuss
2016年6月30日
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27th ACFE Global Conference : Jed S. Rakoff

2016年6月30日
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The 27th Annual ACFE Fraud Conference and Exhibition

第27回 ACFE 年次総会 現地レポート:理事長 濱田 眞樹人


日時:2016年6月13日(月)~15日(水)
場所:ネバダ州ラスベガス

現地レポート:理事長 濱田 眞樹人
1日目 2日目 3日目
基調講演 要約
Jed S. Rakoff Richard Dreyfuss David Barboza Steve van Aperen

基調講演:Jed S. Rakoff(ジェド・S.ラコフ)

「ウォール街の判事:不正検査士の尽力によって和らげられた皮肉」


クレッシー賞(Cressey Award)の受賞者であるジェド・S.ラコフ判事は、真にこの栄誉に浴するべきなのは、前例のないほど不正を根絶したACFEの会員であると述べた。彼は月曜日のオープニングの基調講演で、「私は、連邦政府についても同じことを言うことができたらと思います。しかし私は、財界の上層レベルの人々によって行われた不正を訴追するということにおいては、連邦政府と連邦の司法制度が過去数十年の間に後退していることを残念ながら確信しています」。


ニューヨーク州南部地区連邦判事であるラコフ氏は、大不況の歴史家は経済危機につながった住宅ローンバブルの出現の際に不正が主要な役割を果たしたと言うだろうが、その不正に最も責任のある人々のほとんどは法の裁きを受けていないと述べた。「このことで私は我々の法制度全体について、少々皮肉な気持ちになっています」。


「1950年代、1960年代に育った他の多くの人と同じように、私は、ウォーレン〔最高裁〕裁判所が正義を前進させるために果たした驚異的な役割に魅了されました。私は、ロースクールを終え、1970年代初頭に連邦検事になった後、我々の法がどれほど金融取引に重点を置き、誠実な取引を維持するために我々の経済にどれだけ重要であったかを十分に理解するようになりました」

彼は、過去50年間の米国での産業経済から金融サービスの分野の上に成り立つ経済への転換は、世界が自分達の市場は正直で、透明であると信じている限り大きな財産であると言う。彼は、自分が若い検事だった時、連邦捜査員、検事、そして裁判所のすべてが、不正な取引をした者はたとえビジネスの世界で最も高い地位にいる人々であっても法の手が届かない場所にいられないようにどれほど一致団結していたかに感銘を受けた、と言う。それ故、1960年代後半に、証券取引委員会(Securities and Exchange Commission, SEC)は、巨大な不正に関与していた企業の経営幹部、大手事務所の会計士や弁護士に法の効力を及ぼすため証券不正の起訴を拡大した。


「数十年に渡ったこのような取組みは、〔不正ジャンクボンドバブルの〕マイケル・ミルケン(Michael Milkin)の有罪判決、チャールズ・キーティング(Charles Keating)と彼の〔貯蓄貸付バブル〕の800人の共犯者の訴追、〔ワールドコムの〕バーニー・エバース(Bernie Ebbers)や、〔エンロンの〕ジェフリー・スキリング(Jeffrey Skilling)の訴追を可能にしました」と彼は言う。


しかしラコフ氏は、これらの不正は2007年から2008年の金融危機で不動産担保(モーゲージ)証券によって引き起こされたものに比べれば何でもないと述べた。不正はこのシステムのあらゆる部分、銀行、住宅ローン会社、格付機関のすべてに浸透した。と彼は言う。住宅ローンバブルは、「あらゆるレベルでの不正の原因となりました。最終的にバブルがはじけました。しかし、そうしなければ経済が崩壊してしまうという恐れにより、その問題を作り出した当の銀行を救済するという対応を政府が取るほどに損害は大きかったのです」 。

元米財務省捜査官で米不良資産救済プログラム(Troubled Asset Relief Program、TARP)の特別監察官、ニール・バロフスキー(Neil Barofsky)のような、金融機関の上層経営陣の起訴を望んだ連邦政府のマネジメント達を政府は退けたと彼は言う。「今日に至るまで、このような不正の発生に関与した上層経営陣に対して事実上何の訴訟も提起されていないのです」とラコフ氏は語った。

連邦政府は、比較的少額の金銭にからむ罪を犯した人々を収監する一方で、何兆ドルもの金を盗んだ不正実行者を野放しにしていると彼は言う。「大量の強制収容は、言ってみれば一般大衆のためのものです」と彼は言った。

「それがなければ憂鬱なものになっていた結論の明るい材料は、少なくともサーベンス・オクスリー法以降、私的な行動が増加しているということです。ビジネスマンは、自分の人生で再び金融危機が発生するのを望んでいません。彼らは、不正の摘発だけでなく防止のためにあなた方のような人材をますます活用するようになるでしょう。あなた方は自身の努力を非常に誇りに思うべきなのです」

基調講演 Richard Dreyfuss氏のレポートはこちら
 

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