- 過去の各種セミナーや研修、リーガレックス合同会社のホームページコラム等で既出の内容もございます点、予めご了承ください。
不正調査とデジタル・フォレンジックス
デジタル・フォレンジックスの基礎から実務のご紹介まで
講義概要
当講義ではまず、昨今の事件やニュースとデジタル・フォレンジックスとの関連となぜ拡大してきたのかという背景についてご説明いたします。その背景には、誰もが知る20年以上前の日本の大事件との関連も背景にございます。続いて2章では、デジタル・フォレンジックスの定義や用語の解説を行い、全体像を掴んでいただきます。3章ではデジタル・フォレンジックスの実務に触れ、普段全く触れる機会がない方にも実務のイメージを掴んでいただきます。4章では、デジタル・フォレンジックスの後半のフェーズであるデータレビューの実務についてお話しし、より具体的なイメージを解説いたします。5章では講師の経験も踏まえて法執行機関でのデジタル・フォレンジックスの概要をお話します。
<注>:講義は登壇者の見解であり、一般社団法人 日本公認不正検査士協会ほかいかなる団体の見解を表すものではありません。
講義内容
1.昨今の不正調査とデジタル・フォレンジックス
ニュースとデジタル・フォレンジックス/不正調査とデジタル・フォレンジックス
2.デジタル・フォレンジックスの基礎
デジタル・フォレンジックスとは/DFが重要となってきた背景/概要・用語
3.デジタル・フォレンジックスの実務
データ保全の意義とCOC/データ保全で考慮すべきこと/データ保全の手法(PC、HDD等)/データ保全の手法(スマートフォン、タブレット)/大量データの調査について
4.データレビューの実務
TARについて/レビュープラットフォームについて/AZUREのVDIについて
5.裁判とデジタル・フォレンジックス
デジタル・フォレンジックス業務イメージ/電磁的記憶媒体とは/デジタル・フォレンジックスの対象物/裁判にかかわる事例
6.まとめ
講師紹介
深山 治 (みやま おさむ) 氏
リーガレックス合同会社 代表社員(収録時点)
公認不正検査士、九州大学経済学府産業マネジメント専攻経営修士(専門職:MBA)、デジタルコンテンツマネジメント修士(専門職)
主な経歴
外資系コンサルティング会社にて業務改革コンサル、戦略コンサルに従事した後、インターネットメディア関連ベンチャーにて事業立上げに関与。
大手監査法人系FAS会社のデジタル・フォレンジック部門を経て、証券取引等監視委員会 特別調査課 デジタル・フォレンジックチームに任期付職員として所属。情報技術専門官および証券取引特別調査官として20件以上の犯則事件調査に携わった後、東京地検特捜部 主任捜査官として東京地検の現場捜査にデジタル・フォレンジック専門家として携わるとともに、最高検察庁事務官の立場として全国検察庁のデジタル・フォレンジック体制の整備および人員教育指導に当たる。
その後、四大監査法人系FAS会社フォレンジック部門にて、多数の不正調査事案、クライシスマネジメント事案、情報漏洩事案等に従事
MYKアドバイザリー株式会社取締役CTOを経て、リーガレックス合同会社代表社員(収録時点)
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